資本主義

持てる者はますます与えられ、持たない者は持っているものまで奪われる。富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる資本主義。グローバルな資本の自己増殖をとどめることのできないポスト福祉国家。緊縮財政は貧乏人から税金を搾り取り富裕層に…

年の瀬

年の瀬。 東京オリンピックとか本当にもう嫌だ。準備の段階から膨大な金をつぎこんだ大騒ぎ。貧乏人から税金を搾り取る一方で、国家規模のプロジェクトだから膨大な予算を食いつぶして儲けるやつらがいる。なにがあろうとオリンピックだから、中止という手は…

学生に賃金を

栗原康『学生に賃金を』新評論、2015年。 『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(夜光社)で大杉栄を現代に甦らせた、というか、大杉栄が憑依して現代を生きたかのような魅惑的で危険な本を書いた栗原さんのあたらしい本(とはいえ書き始めたのは2009年からだそう…

食堂

街の食堂。4月の消費税値上げにも価格は据え置き。「どうせすぐまた上がるから」と。脱原発派をディスってた店主も消費税については安倍政権をディス。

支那そば

岡山駅近くのラーメン屋。カウンター7席程度の小さなお店。大将(マスターと呼ばれている)がソバの他にも、おひたし、豚足などおつまみも作り、居酒屋的にも利用される。シメ鯖をつつきながらビールを飲んでるとあとから来たおじさんに話しかけられる。既…

年末タクシー

年末の忘年会シーズンの話。毎日のように忘年会がつづく。フォーマルな忘年会、愚痴をいいあうインフォーマルな忘年会、陰謀をめぐらせる秘密の忘年会、若者につきあう忘年会、その他いろいろ。終電を逃せば、タクシーに乗って川を越えて帰宅する。午前2時…

『新幹線大爆破』(承前)

『新幹線大爆破』でよかったのは、破産した零細自営業種、元インテリゲンチャ活動家、復帰直後の沖縄出身のルンペンプロレタリアートという、異なる階級的出自をもちながらも高度経済成長からの構造的脱落者どうしとして出会い共謀してしまう点であった。ま…

『新幹線大爆破』

『新幹線大爆破』(佐藤純弥監督、1975年) 倒産した町工場の社長(高倉健)、学生運動の元活動家で内ゲバを機に運動を離れた職工(山本圭)、集団就職で沖縄から上京して職を転々として町工場で拾われた若者(織田あきら)の3人が新幹線に爆弾をしかけた恐…

伝統

普通伝統と申しますと、古いことになじんで、そうして古いことを大事にしていくのが伝統だとお考えになっておられる方が多いのではないかと思いますが、伝統というのはそういうものではなくて、自分の生活をどのように守り、それを発展させていくか、いった…

『ぼくのバラ色の人生』

『ぼくのバラ色の人生』(アラン・ベルリネール監督、1997年)「女の子になりたい」と夢見る少年リュドック。郊外住宅地への引っ越しパーティーの日に女装してあらわれて、両親、近隣住民たちを驚かせる。父親の職場のボスの息子と結婚したいと願うものの、…

つめたさ

布団にはいるときのつめたさを感じる。冬。

冗談

南相馬と二本松にボランティア・ツアー行った学生の話を聞く。関西では東北との距離感が遠く、日常的に被災地のことはすでに忘れられがちとなっているという、そのことの問題をかれは、福島を訪ねて感じたという。また、仮設住宅の住民たちが「ブラック・ジ…